以前紹介したDenise Interchangeable Knitting の輪針について質問をいただいたので、思いついたことを以下に書きます。
以前の記事はこちらです。
続きを読む "Denise Interchangeable Knittingの輪針について"
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私の故郷BeauKnitsがニューヨークの地元紙の取材を受け、記事になりました!
NY州でも、ニューヨークシティーではUSA Todayを読んでいる人が多いですが、NY郊外ではTimes Unionというローカル新聞を読んでいる人が多いです。
NY郊外に住む人は、地元志向が強いので、ローカルな情報がたくさん載っている新聞を好みます。地元産の野菜や果物、ワイン、チーズなどを積極的に消費します。
BeauKnitsが慈善事業に大きく貢献していることや、オーナーのバーバラが小学校の貧しい生徒のためにマフラー、ミトン、帽子を編んで、校長のオフィスに置いておき、これらが欲しい生徒はいつでも取りに来ればよいという話などが書かれています。
日当たりのいい窓辺に机を置いて、コーヒーを飲みながら仲間と編み物した午後が懐かしく思い出されます。
将来私もこんな温かい毛糸屋さんを開きたいなあ。
BeauKnitsが紹介されている記事はこちらです。
http://www.timesunion.com/AspStories/story.asp?storyID=647487&category=LIFE&BCCode=LIFE
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私は世界中のニットデザインのパターンを編んでみたいと思っています。
アメリカ、カナダのニットパターンは、インターネットでフリーパターンが豊富に入手できます。(リンク集にまとめてあります。)
イギリスのニットパターンも、アメリカほどフリーフリーパターンは多くはありませんが、インターネット、あるいは、編み物雑誌で情報を得ることができます。
最近のお気に入りは、ドイツのニットパターンです。
ドイツで評判のいい毛糸のLana Grossaのサイトのサービスから、ドイツのニットマガジンFilatiのニットパターンがダウンロードすることができます。
アメリカの編み図の形式に慣れると、他の国のパターンも読めるようになります。
この「Domino Knitting」(日本語では・・・ヴィヴィアンの楽しいドミノ編み)をデザインして生み出した著者の、Vivian(ビビアン)さんは、デンマーク人で、彼女のHPからは英語版とデンマーク語版両方でフリーパターンがダウンロードできます。
ビビアンさんのHPはこちら http://www.viv.dk/English/default.htm
比較するとデンマーク版は、編み図の形式としては、英語版と同じように思えます。
今のところ、他にノルウェー、イタリア、ベルギー、フランスの編み物本を読んでみましたが、アメリカのニットパターンとそれほど違いを感じませんでした。
英語以外で書かれたニットパターンを読み解くには、基本的な編み物用語のリストを入手し、編み方の指示以外の、欄外に書かれている「このデザインの特徴」などの文章を読みたいときのために、その言語の辞書を用意するとよいでしょう。
その言語の文法などの知識がなくても、ニットデザインの説明文なら、単語の意味からでも推測できると思います。
ちなみに、同じ英語でも、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアのパターンは、よ?く比較すると英語に違いがあります。
でも、それはアメリカ英語はcolor、イギリス・カナダ英語はcolourというような単語の違いですので、注意しないと気がつかないくらいの差です。
外国語で編み物するのは、チャレンジする価値大いにありですよ!
一緒に編み物する仲間がいれば、お互いに知恵を出し合ったり、出来上がった作品を見せ合って刺激し合ったりするので、より楽しいし、長続きするので最高ですよね!
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アメリカの毛糸屋に評判がよく、たいていの店で扱われている毛糸ブランドを紹介します。
Plymouth このラベルがついている毛糸なら、品質は信頼できます。
Brown Sheep ウール・モヘアの混合糸の肌触りが最高です。
Berocco ファッション性の高いデザインを追及しています。
NORO 日本製。アメリカ人好みの色使いが人気の理由でしょう。
Cascade やわらかいパステル調の色がきれいです。
Silky Wool シルク・ウールの混合糸で、レースにすると美しくなめらかな感触です。
良質の毛糸を選ぶ目を養うために、お気に入りの毛糸のラベルは保管し、スクラップにすることをBeauKnitsで教わりました。
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NY郊外にあるTroyやCohoesやAltamontなどの市では、同業者の仲がよく、お互い助け合っています。
Troyの町には、小さな本屋が二つありますが、私がある本を買いに行った時に品切れで、注文してくれるのかなと思っていると、もう一方の本屋にその本はあるか電話してくれました。これには、驚きました。
毛糸屋さんでも、同様のことが言えます。毛糸屋同士、月に一度会合を開いて、お互いの店のイベントや、セール情報を交換します。そして、お互いになるべく同じ毛糸を取り扱わないように心がけているのです。
どうしても、Plymouthというブランドは人気があるので、どこの毛糸屋さんも取り扱いしたくなります。そういう場合は、同じ種類の糸でも、同じ色は取り扱わないように、相談しているそうです。
需要が高い色などは、お客様のために、どの毛糸屋でも置いておくほうが理想的なので、そうしていますが、それぞれの毛糸屋さんに個性があって、とてもおもしろいです。
NY郊外のビジネス事情は、同業者がパートナー的で良好な関係です。とてもいいなと思いました。
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世界中の編み物ブログを読むことが、私が今夢中になっていることです。
英語で書かれたブログならば、世界中のいろいろな国の記事を読むことができます。
今日アラブ人の編み物ブログを見つけました。
http://1001knits.blogspot.com/
アラブでは毛糸屋が少なく、毛糸を入手することが困難であるようで、彼女のブログのコメントには、「どこで毛糸を買っているの?」というようなものが多いです。
アラブ人のニッターは、トルコから毛糸を買っているそうです。
午後いつものようにBeauKnitsへ編み物しに行きました。アラブの編み物、トルコの毛糸の話をすると、トルコはイスラム王朝の時代に絨毯を作る産業が発達したので、その名残で毛糸加工工場が多くあると教えてもらいました。
多くのアメリカの羊毛は、トルコに送られ、そこで毛糸に加工され、アメリカや海外に輸出されるそうです。アメリカの羊毛は安いですが、加工賃は高いので、あまりアメリカ国内では毛糸に加工しないそうです。
だからアメリカの毛糸屋で、made in USAの毛糸を見かけないのだということを教わりました。
編み物というと、イタリアやフランスのイメージがあるので、トルコの羊毛産業の話は、ちょっと意外でした。
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世界各国にある毛糸会社のホームページを見ると、そのブランドの毛糸を使った今年流行のニットデザインを知ることができます。
そして、世界中の編み物ブログを読むと、世界のニッターがどんな編み物作品を編んでいるのか、知ることができて、とても興味深いです。
編み物のトレンドを知るには、編み物雑誌を読むのが一番役に立ちます。
その国で、今イチオシの毛糸、編み物本、ニットデザインなどの情報が豊富です。
アメリカのBernes&Novlesという本屋で、イギリスのニット雑誌を見つけて、さっそく二種類購入しました。
アメリカの編み物雑誌でお気に入りのものに、Creative Knittingというものがありますが、アメリカとカナダ以外からは購読できないようです。
他にメジャーな編み物雑誌は、日本からマガジンマートを通して購入することができます。
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ニューヨークにある本屋で、イギリスの編み物雑誌を二種類見つけて購入しました。
Simply Knitting と Knit Today です。
どちらも、直接問い合わせれば日本からでも購読できるそうです。私は9月に帰国してから、さっそく購読しようと考えています。
編み物初心者?中級くらいから編めそうなデザインばかりで、実際に編んだら着てみたいと思えるものばかりです。
今イギリスで人気の毛糸、編み物本などの情報も満載で、とても気に入っています。
アメリカでは、knitは棒編み、crochetはかぎ編みと、はっきりわかれていますが、これらのイギリスのKnitting magazineには、棒編みとかぎ編み両方のデザインとテクニックが載っています。
今回Simply Knittingの8月号に、Domino Knittingが紹介されていました。アメリカでは、このテクニックが広がりつつありますが、イギリスでもホットなニットデザインなのですね。
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カナダの編み物事情について知りたければ、Yarn Harlotを読めば、相当の知識を得ることができます。
ボリュームが多く、しかも英語なので、読み解くポイントをこっそり教えましょう!
それは、7月1日は、カナダがイギリスから独立した記念日なので、毎年この日に書かれた記事を読むのです。
他の日にもまして、カナダにおける編み物についての内容が充実しています。
カナダの毛糸ブランド、カナダ出身のニッター、カナダの編み物本、カナダの伝統編み物などなど、奥は深いです。
カナダの編み物ブログであるYarn Harlotは、アメリカでも大人気です。ブログ管理人のステファニーは、ユーモア抜群で、今の北米を代表するニッターといえるでしょう。このブログは本にもなっています(Yarn Harlot: The Secret Life of a Knitter)。
私のアメリカの編み物仲間のうち、数人は、このステファニーのファンで、彼女のワークショップや講演に行ったことがあるそうです。
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アメリカでは今、Mason-Dixon Knittingという編み物ブログが人気です。
Rowanの毛糸をどこで買えるのか、探している過程でインターネットでAnnとKayは出会います。メール交換しているうちに、よき編み物友達になり、ブログが始まりました。
Mason-Dixon Knittingは、二人の文通形式のブログになっています。二人のブログは話題になり、本になって、今やたいていの毛糸屋に置いてあるベストセラーになっています(Mason-Dixon Knitting: The Curious Knitters' Guide: Stories, Patterns, Advice, Opinions, Questions, Answers, Jokes, And Pictures)。
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NY州にある、私のお気に入りの毛糸屋さんを紹介します。
BeauKnits いつもお世話になっている毛糸屋さん。週に2回は通って、オーナーのバーバラと一緒に編み物しています。私のアメリカのおばあちゃんみたいな存在。
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友達のデーブ(Debb)が私のために、一日休暇を取って、バーモント(Vermont)州の観光に連れて行ってくれました。
バーモント州にある毛糸屋めぐり、ニューイングランド地方の観光スポットが本日のテーマでした。
以下の毛糸屋さんをめぐりました。
Margie's Muse Handweaving and Gallery
ニューイングランド地方の建築の特徴として、納屋(barn)と家がつながっていることだよ、と教えてもらいました。
これは、冬に家畜が寒くないように、建物をつなげて家の温かい空気を納屋に送り込むという仕組みであるそうです。
そして、屋根つきの橋が、歴史的でこの地域独特の建築であると説明してもらいました。
雨や雪で橋が崩れたり、腐食するのを防ぐために、屋根がついているそうです。木造の橋で、内側から見ると、いろいろな工夫がされているようで、興味深かったです。
橋から川の方に歩いていこうよ、と言ったら、この辺に茂っている葉は、毒性アイビーだから触るとかぶれるから、やめたほうがいいよ、と言われました。
見慣れない植物、あるいは何の変哲もなさそうな雑草。毒性があるかもしれないから、注意しないといけないということを改めて思い出しました。
毒性アイビーについては、スティーブン・キング著「文章作法」で、著者が少年時代に林の中で痛い目にあった痛快なエピソードがあります。才能ある人の自伝は、おもしろいです。
デーブはバイオ系の研究者のせいか、驚くほど植物について詳しいです。道で見かける植物の名前や花言葉を英語、日本語でお互い教え合うことが、私達の楽しみの一つです。
朝早く出発したのに、帰宅する頃にはもう8時過ぎていました。あっという間で本当に楽しい一日でした。
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アメリカで今、「ドミノ編み」が浸透しつつあります。この「Domino Knitting」(日本語では・・・ヴィヴィアンの楽しいドミノ編み)をデザインして生み出した著者の、Vivian(ビビアン)さんとは、ときどきメールをします。
ビビアンさんのHPはこちら http://www.viv.dk/English/default.htm
ビビアンさんは、デンマークの出身で、アメリカでも活躍されているニッターです。彼女にデンマークでの編み物事情について、聞いてみました。
デンマークでは、1970年代?80年代にファッション性の高い編み物が流行しました。それが、1980年にストップしてしまいましたが、最近再び編み物する人が増え始め、今は毛糸屋や編み物の本がかつて以上に増えているということです。
デンマークでは、かぎ編みより棒編み派の方が多いそうです。編み物をする人は多いですが、アメリカほどcrazy(夢中にはまっている)ではないと言っています。そして、デンマークの編み物は、アメリカよりもファッション性を重視しているとのことです。
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NYの中で、お気に入りの毛糸屋さんがいくつかありますが、毛糸の品揃えとしては、イタリア製の毛糸が多く、他はトルコ、メキシコ、エジプトなどさまざまです。毛糸のセレクトショップ的なお店なので、安い毛糸を買いたいときは向きません。でも、編み物していて、困ったり、わからなくなったときに、店員さんが助けてくれるので、時々はJoan-fabricやACmoreなどの大型クラフトショップで買い物するニッターも、必ずここに戻ってきます。
ところで、アメリカの毛糸屋さんの取り扱う毛糸の多くは、イタリア製です。イタリアでは、編み物は盛んなのでしょうか?
イタリアはヨーロッパの中でも、比較的温暖な地域ですので、夏にサマーニットを着る人も少なく、編み物人口は減っているということです。大きめの書店でも、編み物本の取り扱いは少なく、編み物の本自体それほど出回っていないようです。編み物の本より、編み物雑誌を見かけることの方が多いそうです。意外なイタリアの編み物事情でした。
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アメリカの編み物のトレンドは、アメリカの編み物雑誌を見ればつかめます。
アメリカの編み物雑誌で有名なものといえば、
「Vogue Knitting」
「Knit Simple」
「Knit.1」
「INTERWEAVE KNITS」
「Family Circle easy Knitting」
などで、マガジンマートという海外雑誌取り扱いオンラインショップにて購入することができます。
上の三つの雑誌は、すべてVogue Knitting系列です。
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世界のニッターで有名人を以下に紹介します。
Elizabeth Zimmermann アメリカの編み物の母といえば、この人でしょう。
Meg Swansen Elizabeth Zimmermannの娘。
Mary Thomas 刺繍作家として優れていますが、編み物の研究もしました。
Alice Starmore フェアアイルニットやケルトデザインなど伝統デザインを研究した本は定評がありますが、ほとんどの本は絶版で入手困難です。
各作家の本はこちらです。
Debbie Bliss イギリス人で、都会的で洗練されたデザイン。ベビー・子供服、小物などが多い。
Nancy Bush ソックス・ニッターといえば、この人でしょう。靴下の歴史や伝統デザインなどの研究に優れています。
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三番目に返事が来たのは、ドイツのオンラインショップ Wollywood です。
とても親切な対応で、好感が持てました。
このページの Die neuesten Strickhefte und Bücher! というところから、雑誌の中身が読めます。
それぞれのデザインをどの糸を使用して編むのかがわかりやすく表示されます。
ドイツの編み物雑誌というと、「Rebecca」が有名ですが、私は「Merino」という毛糸会社が毎年季節ごとに出しているデザイン雑誌がお気に入りです。
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二番目に返事が来たのは、イギリスのオンラインショップ English Yarn でした。
このページから雑誌の中身が見られるようになっています。それぞれのデザインでどの糸を使用して編んだのかがわかります。
「Rowan」は日本でも比較的入手しやすいイギリスの毛糸ブランドのようです。
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最初に返事が来たのは、ベルギーのオンラインショップ PHILDAR WERVIK でした。
「うちのサイトのマガジンページを読めば、うちのブランドの毛糸でどんなデザインが編めるかわかるよ。」
という返事でした。このページの「Browse」というボタンをクリックすると、雑誌の中身が読めます。
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私は、世界の編み物事情について、とても興味があります。世界中の各地の編み物には、それぞれ伝統と現在(トレンド)があります。
世界の編み物の伝統デザインや技術については、いくつも本が出ていますので、それらを利用してわかったことをまとめていきます。
そして、今、他の国ではどんな毛糸やデザインあるいはデザイナーが流行しているのか、という現在の編み物トレンドについては、海外の毛糸屋さんに聞いてみて、教えてもらったことをまとめていきます。
まずは、興味のあるいくつかの国の毛糸屋さんをインターネットで調べました。それぞれの国のバージョンのgoogleで、それぞれの国の言葉で編み物と入力します。上位に表れた毛糸屋さんは有名であろうと判断し、ホームページを読んで比較します。そして、よさそうだなと思った毛糸屋さんに、問い合わせのコーナーから、メールで聞いてみました。返事はもらえるかな??どこの国の毛糸屋さんが最初に返事をくれるかな??とわくわくしながら待ちました。
今回トライした国は、ドイツ、イギリス、オランダ、ベルギー、カナダです。
続きは、次のページ以降で国別に紹介します。
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アメリカには、あらゆる手芸やクラフトにギルドというグループがあり、それぞれのアートの普及に努めたり、情報の宝庫になっています。
編み物には、以下の通り2つのギルドがあります。
棒編み「knitting」のギルドは Knitting Guild of America で、HPは、
かぎ編み「crochetting」のギルドは Crochet Guild of Americaで、HPは、
です。関連サイトや情報のページに、お勧めの編み物サイトや本などが載っています。
アメリカでは、個人がはっきり意見を言うし、嫌なことは人に合わせてまでしません。(多少個人差はあっても。)
それならば、群れたりしないのではないか、と思うかもしれませんが、逆に友達同士集まってパーティーをすることは多いし、ニットカフェ・編み物グループなどはたくさんあります。この小さな町に、私の知る限り、少なくとも5つのグループがあります。皆来たい時に来ます。だからグループの人数が5人しかいない時もあれば、20人を超える時もあり、イスが足りなくなってしまうこともあります。
個人の意見が尊重されるので、グループ活動のメリットが活きてくるのだと思います。自分の知らなかったことでも、グループの中の誰かなら知っている、他の人のニット作品に刺激を受けるなど、多くの知恵が集結しています。
「行きたい時に集まる」、「やりたいことをする」、こういう風土であるので、グループ活動のよさをわかっていて、人が集まっていくのだと思います。やりたいことをするからといって、特に他人に迷惑をかけるような人は、なかなかいないものです。お互い仲間意識があるので、うまくまとまっています。
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シェトランド・セーターは、シェトランド諸島とオークニー諸島の間にある、フェア島で生まれました。シェトランド・セーターは、フェアアイル・セーターとも呼ばれています。フェアアイルのアイルは、英語で「isle」島という意味です。
このセーターも、アランセーターと同様、ファッション性を重視した商品として生まれました。
細めで、甘く撚りをかけたシェトランド・ウールを何色も使用し、細い編み棒を用いて模様を描いていきます。「ガーンジー・セーター」と「アラン・セーター」が、模様を編み出していたのに対し、「フェアアイル(シェトランド)・セーター)は、多色編みで模様を描くことが特徴です。
参考文献「The Art of Fair Isle Knitting: History, Technique, Color and Pattern」
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アランセーターは、漁師の労働着であった「ガーンジー・フィッシャーマン・セーター」対して、都会人向けの、ファッション性を重視した商品として生まれました。
1908年誕生と、比較的歴史は浅いセーターです。
アイルランド飢饉の影響から、1906年にアラン諸島最大のイニッシュモア島から、マーガレット・デュレインという女性がアメリカへ渡りました。
彼女は1908年に島に戻り、アメリカでヨーロッパ各地の移民から習ってきた縄編み、ハニーコムなどの編み物技術を持ちこみました。これが、ガーンジー・セーターの技法と合わさり、「アランセーター」が生まれました。
当初アランセーターは、ガーンジー・セーターと同様、紺色でしたが、しだいに白へと移行していきました。
アランセーターの特徴は以下の通りです。
・裏目の地に、表目で模様を浮き立たせる。(ガーンジー・セーターと正反対)
・当初はガーンジー・セーターと同様、胸から下は模様なしであったが、現在のものは、総模様である。
・やわらかい毛糸を使用する。
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編み物の歴史を調べていたら、世界の編み物について興味を持ちました。世界の編み物伝統技術・Folk Art・世界各地の編み物テクニックについて調べていきたいと思います。
「ガーンジー・フィッシャーマン・セーター」はチャネル諸島にある、ガーンジー島で生まれたセーターです。チャネル諸島は、編み物の歴史において、重要な位置を占めます。
チャネル諸島では、16?17世紀に手編み産業が盛んになり、イギリス、フランス、スペインなどへ手編み製品が輸出されていました。
その後18世紀に入ると、産業革命による編み物機械化で、手編み産業は衰退していきますが、19世紀に入り、造船業・漁業が盛んになり、漁師のための「ガーンジー・フィッシャーマン・セーター」が生まれました。
ガーンジー・セーターは、生活に根ざして編まれたセーターで、家族のために編まれて受け継がれていきました。
ガーンジー・セーターは、漁師達により、北方へ伝えられていきました。
特徴としては、以下の通りです。
・表目の地に、裏目で模様を作っていく。
・漁師の労働着として生まれたので、機能的。
・漁師がセーターの裾をズボンの中に入れていた名残りから、模様入りのセーターでも、胸から下は模様なし。(胸部分でもデザインの切り替え)
・防水性と防寒性を保つため、目をつめて編みながら、生地の厚みと多様な模様を追求した。
・腕の動きを妨げないように、脇の下には、菱型の、まちが入っている。
・編み上げる時減らし目の作業を最低限にとどめるため、T字型である。
・「ガーンジー・ヤーン」と呼ばれる強く撚りがかかっていて、頑丈な毛糸を使用する。手触りはゴワゴワ固い。
参考文献
「海の男たちのセーター―英国伝統ニットの旅」とみたのり子訳
「Traditional Scandinavian Knitting」bySheila McGregor
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日本語では編み物と言うと、棒編みとかぎ編み両方を指しますが、英語ではこの二つをまったく別物として扱います。
棒編みは、「knit」で、かぎ編みは「crochet」です。
先日、編み物の歴史を調べようと、いくつかの洋書の編み物文献を読んでいましたが、やはり、編み物というとかぎ編みと棒編み両方を指すものだという、日本の観念に慣れてしまっていて、ときどき混乱しそうになります。でも、「history of knitting」と言えば、「棒編みの歴史」なのです。
「history of knitting」で、かぎ編みやそれに近いものを指すことはないのか、NY周辺にあるいくつかの毛糸屋さんで聞いてみましたが、それはないそうです。
「knit」と「crochet」はまったく別物のアートであるそうです。
ちなみに、ここで「棒編み」と「かぎ編み」の違いを簡単におさらいしましょう。
「棒編み」は、2本の編み棒を使い、一度に一列の編み目という単位で編んでいきます。
「かぎ編み」は、1本のかぎ針と呼ばれる編み棒を使って、一度に一目ずつ編んでいきます。
棒編みで編んだものは、機械でも編むことができるのに対し、かぎ針で編むレースは、機械化することが困難であると言われています。
私は、編み物仲間のほとんどが棒編み「knit」派で、話題も「knit」が中心になるので、現在は棒編みばかりしています。
個人的な考えとしては、棒編みはセーターなどのやわらかく着たい衣服を編むのに適していると思います。小花やレースを編むのには、かぎ針のパターンの方が豊富であるようです。
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編み物の発祥地には、アラビアとする説、エジプトとする説など理由を含めて複数の説がありますが、私のお気に入りの毛糸屋BeauKnitsのオーナーも、編み物仲間もエジプト説を強く支持しているので、私もそう信じます。(どれが正しい説なのかは、先人の残した文献を頼りに研究するしかない私たちには、自分の信じる説を正しいと思うしかありません。)
編み物の最古の作品として、エジプト王朝のピラミッドの遺品からレース編み物が発見されています。
エジプトで発生した編み物が、4?5世紀にアラビア、スペインを経て、次第にヨーロッパ各地に広がっていきます。
11?14世紀にかけて、華やかなヨーロッパ文化の成長により、イタリア、フランス、イギリスに編み物が定着しました。
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私の友達は、毎月第一、第三火曜日にニットカフェを開催しています。町にある小さなカフェで6時にスタートします。ある人は仕事帰りで、夕食を食べながら編み物をしています。
以下がニッティング・グループ(編み物グループ)のサイトです。
http://www.troyknitters.com/index.htm
編み物グループでは、仲間の素敵なニット・プロジェクトに刺激されるし、他の手芸(スピニング・織物・刺繍・ソーイングなどいろいろ)ができる人もくるので、教えてもらったりし、とても勉強になります。
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アメリカでは今、編み物ブログが盛んで、フリーパターン(無料でダウンロードできる編み図)がとても豊富です。編み物の基本ができるようになったら、編み物辞典のような参照本を手元に置いて、あとはインターネットでデザインを見つけて編むというようなスタイルが多いです。人によっては本を買ってじっくり見たり、素敵な編み物本をコレクションすること自体が楽しいというケースもありますが☆
「英語で編み物」しませんか?
以下のサイトは、基本テクニックのムービーが無料で見られます。本ではわかりにくいという時に、大変役に立ちます。
http://knittinghelp.com/
編み物に役立つサイトは、リンク集にまとめてあります。ご参考にどうぞ!
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私の通っている編み物グループや毛糸屋さんで好評の編み物本を紹介します。英語ですが、実際に着たいと思うセーターや使いたいバッグが盛りだくさんです。
これは編み物ブログが本になったもので、センスのよい作品が紹介されています。
365 Knitting Stitches a Year Perpetual Calendar ISBN: 1-56477-432-5
これはカレンダーに似たものですが、模様編みのデザインをするときに役に立ちます。
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日本とアメリカの編み物における大きな違いは、編み方と編図である思います。
アメリカに来てから知ったのですが、編み方にはヨーロッパ式とアメリカ式という大きな編み方のスタイルがあります。世界の他の地域では、また別のスタイルで編んでいるかもしれませんね。
日本で主流の編み方は、ヨーロッパ式であるそうです。英語では continental knit といいます。(continental は、ヨーロッパ大陸を意味し、ヨーロッパからきたものをこのようにして呼ぶことがよくあります。)アメリカ式は、毛糸を編み棒にからめるようにして、編み目を作ります。ヨーロッパ式は、編み棒を動かして毛糸をからめて編み目を作ります。できあがる編み目は、ほとんど同じです。でもヨーロッパ式の方が、早く編めるし、編み目がそろうようです。ただ、ヨーロッパ式の方が早く疲れるようです。アメリカ式で編んでいるのを見ると、どうしてこんなに時間がかかるのに、このスタイルで編むのか不思議でした。アメリカ人の友達には、私のヨーロッパ式の編み方に感動して、教えてほしいという人もいましたし、実際ヨーロッパ式の編み物教室のクラスやDVDがアメリカでもかなり普及しています。ヨーロッパ式を習いたいアメリカ人は、多くいるようです。
アメリカの編図には、日本の編図のような図が併記されているものもありますが、基本的には「どの行をどう編むか」言葉で説明されています。
アメリカでは、全体的に日本よりも編み物をする人が多いですが、特に若い人(20代?30代)にも多いです。
実際に編んだら着てみたいと思えるおしゃれなデザインが多いことも理由に考えられますが、数年前にハリウッドのセレブ達が編み物をおしゃれ(cool)な趣味としたことや、テロ以降、家の中で楽しめる趣味として見直されたことが、最近のアメリカの編み物ブームの原因のようです。その編み物ブームがそのまま、日本に輸入されたということです。
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ここでは、アメリカで見つけた手芸用品の一部を紹介します。
セーターの首周りや帽子の製作、幅の広いストールなどを編む際に便利な輪針。
これまで、必要になった際にその都度購入していたのですが、先日、様々なサイズがセットになった輪針のセットを購入しました。それがこちら。
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アメリカでは編み物をする人が多く、夏でもセーターを編んでいます。「ニットカフェ」というカフェに集まり、編み物をしてお互い作品を見せ合ったり、教え合ったりするグループがさかんです。日本にも一時期六本木ヒルズにニットカフェがあったそうですが、今は撤退したようです。今、日本での編み物事情はどうなっているのでしょうか?ニットカフェは流行しているのか、編み物をする人は増えているのか、とても気になります。
NYでは、編み物を楽しめるしいい友達に出会えるからニットカフェは大流行です。私もこんなに画期的なグループはない!と思えるくらい、ニットカフェが大好きです。アメリカには編み物に限らず、ソーイングのグループや他にも手芸のグループはたくさんあります。日本でもこんなグループがあったらいいなあと思います。私が作ったら、編み物をしたい人が集まってくれるかな??
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