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2007年7月 8日

 ■ BluetoothのGPSとノートPCによるカーナビ

8月のニューヨークシティー?ケベック?モントリオールの旅行に備えて、カーナビの購入を考えてみました。アメリカでは日本ほどカーナビが普及していません。ただ最近は、手ごろな価格でのカーナビが徐々にではありますが増えてきているようです。一番安いものだと、$200?$400程度で買えるものがいくつかお店で売っています。

こちらのカーナビは、画面が3~4インチ程度、持ち運び可能でバッテリー内臓タイプが多いようです。当初は一番安いこれらのAll in one (AOI)タイプのものを買おうかとも考えましたが、アメリカにいるのもあと2ヶ月しかない状態では勿体ないと考え、PCでのカーナビを考えてみました。

まず必要なものはノートPCは当然として、GPSレシーバと地図ソフトです。GPSレシーバは色々と売っていますが、アメリカではBluetoothタイプのものがいくつも売っています。日本だと、こちらのソニーのGPSくらいしか手に入らないと思います。

ところが、アメリカではPDAやスマートフォンでも使えるBluetooth GPSがいくつも売っています。そんな中、比較的評判が良かった、Holux GPSlim240を買ってみました。この製品の売りは、小型コンパクト(USBメモリー程度の大きさ、36g以下)で8時間の使用、GPSセンサとして評判の良いStarIIIを使用していることです。Amazon.comで買ったところ、およそ$80でした。Holuxではその他の最新機種として、M-1000という製品もあり迷いましたが、発売されてそれほど時間が経っていないようで、評判が分からなかった事などから、GPSlim240にしました。

内容物は以下の通りです。
20070708_129.JPG
本体、付属CD-ROM、カーチャージャです。カーチャージャはUSBケーブルを繋ぐようになっています。

本製品の便利なところは、USBから充電できるところです。PCなどと一緒に使うわけなので、汎用ケーブルで旅行に行くことができます。
20070708_132.jpg
製品説明のHPには、USBを使用してUSB接続型のGPSとして使用できると書いてありますが、そのような使い方をするためには別途USB Dataケーブルが必要です。正直、このケーブルの入手は困難なので、基本的にはBluetoothとしての使用を前提にした方が良いでしょう。

さて、このGPSと一緒に使用するソフトですが、今回はMicrosoftのStreet & Trips 2007を購入しました。値段は$40程です。本当は2008年度版が8月下旬に発売されるそうなのですが、それでは遅いので2007年度版を購入しました。
20070708_131.JPG
 実際の車での使用はまだ行っていないので、詳細はこれからですが、カーナビとしての音声ガイダンスはイマイチとの事です。というのも、ストリート名の読み上げがない、F3を押さないとルートから外れてもリルートを行わない、などが主な不満点となっているようです。もしそのようなカーナビとしての充実度を求める場合は、iGuidanceというソフトが評判が高いです。PDA、PC用のソフトが含まれています。ただ、値段が高いのと、地図単独としてはMicrosoftのStreet & Tripsの方が評判は良いようです。

Bluetooth GPSの接続は意外と簡単です。基本的には他のBluetoothと同じようにスタックすれば良いのですが、途中PINの入力を求められたら0000でOKでした。また完全に自動で接続した場合、COMポートが自動で割り当てられ、11以上の番号が割り当てられてしまうことがあります。その場合は、10以下に手動で設定する必要があります。
 とりあえず、Bluetoothのスタックが終わったら、付属ソフトのGPS Viewerを起動してみましょう。

GpsViewer.bmp
 COM PortはBluetooth接続で指定されているものになります。Scanしても自動で見つけてくれます。Baudrateは38400に設定します。ここで、右側画面には衛星の位置が、横に並んでいる数字は衛星の番号を表しているようです。また、数字の上の赤い四角は、信号強度を示しているようで、赤では受信していない、青になると受信しているという表示のようです。つまり上の信号では、一つのGPSの信号も受信強度が足りないということになります。

 まあ、これは室内にGPSを置いているのでしょうがない結果です。一般的な評判では、このGPSレシーバの感度はそれほど悪くないそうなので、車のフロントガラスの下にでも置けば大丈夫だと思います。

おまけ・・・付属しているカーチャージャーはUSBケーブルを繋ぐようになっています。ですので、iPodなどの充電にも使用できそうです。

追記・・・こちらがGPSの信号を捕らえて、測位可能な状態の画面です。
GPS2.bmp
このように、各GPSに青い四角が表示されていないと信号強度が十分でないということです。この状態でStreet & Trips 2007を起動してGPSを動作させると、ちゃんと自分の位置を表示してくれました。やはり信号受信は室内では難しいようで、空が見通せる場所に設置する必要があります。

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投稿者 Hide : 2007年7月 8日 22:17