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2006年9月16日

 ■ スイス8日目(ユングフラウヨッホ)

スイス8日目(ユングフラウヨッホ)のアルバムはこちら。合わせてご覧ください。

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 今日の夜も、同じくメンリッヒェン(Mannlichen)にある山岳ホテルに宿泊予定です。つまり、今日一日はここでの観光の日となりました。もちろん、ここでの観光の目玉といえば、Top of Europeのユングフラウヨッホ(Jungfraujoch 3454m)でしょう!

 ところが、あいにくお天気は曇り空。せっかくメンリッヒェンの山岳ホテルに泊まったのですが、雲は高い位置にあってユングフラウヨッホの展望台ドームは見えませんでした。

 と言っても、限られた時間でのスイス旅行。とりあえず上る方向で宿を出発!と言ってもココは山の上。最初にすることはもちろん下山をしなくてはなりません。

 メンリッヒェンからの交通手段としては、グリンデルワルト方面に行くゴンドラか、その反対側の町ヴェンゲンに行くロープウェイの二つがあります(地図はこちら)。

 が、せっかくスイスに来たので山歩きもどきをしてみようと思います。なぜなら、メンリッヒェンからユングフラウヨッホへ上がるための乗換駅であるクライネ・シャイデック(Kleine Scheidegg)までは、初級レベルのハイキングコースがあるとのこと。距離は4.4km、時間にして1時間半程度なので、あまり山歩きに慣れていない妻には丁度良いだろいうということで、クライネ・シャイデックの駅まで歩くことにしました。

 このような情報も旅の定番ガイドブック


地球の歩き方 ガイドブック A18 スイス
には記載されているので、非常に便利に利用しました。本で紹介されているホテルのうちいくつかは、読者割引が適用できるものがあります。うまく利用すると、本代くらいはすぐに浮いてしまいます。

 このハイキングコースは、ユングフラウの山々を正面にして歩くので非常に景観が良かったです。
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 下のほうの氷河は良く見えましたが、やはり上のほうは霧がかかっています。一方下の方を見てみると・・・

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グリンデルワルトの町並みが良く見えました。天気は快晴ではなかったものの、雨は降っていなかったのでハイキングには良かったです。ただし、既に9月も後半。セーター1枚だと寒かったです。ユングフラウヨッホに上がることを考えて、私たちはセーター2枚を用意していて正解でした。

 このハイキングコース、およそ半分ほど歩いたところに休憩できるところがありました。しかもトイレがありますので、観光客には非常に親切です。
 私たちの行った時期では、ちょうど季節の変わり目だったようで、山の頂上では多くの草花が枯れていました。しかし、ハイキングコースを半分くらい下ると徐々に花なども見ることができましたので、これからが冬の訪れなのでしょう。

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 ほぼ予定通り、クライネ・シャイデック(2061m)の駅が見えてきました!遠くからグリンデルワルトから上がってくる電車も見られ、非常にお勧めのハイキングコースです。
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 スイスの登山電車には、レールとレールの間にギアがあります。普通の列車では登れないような急勾配を登るため、ギアをかませて列車を登らせる仕組みです。理屈的には簡単なのですが、色々と細かいことを考えると凄いな?と思ってしまいます。細かいところでは・・・ギアがかみ合っているので、少しでもずれてしまったら歯車が飛びますよね(いわゆる歯飛び)。それをどうやって防いでいるのかが気になりました。普通のレールと一緒に歯の付いたレールを敷設する訳で、そのつなぎ目などには絶対に誤差が生じると思うのです。よく、暑さによってレールが伸び縮みするのを吸収するために、レールの間に隙間が設けられていると聞いたことがあります。なので、それらの誤差を吸収する必要がありますよね?予想では、列車自体で歯飛びを吸収しているとは思いますが・・・それから、歯車がかみ合うのできっとメンテナンスも大変だろうな?と考えてしまいます。特に雪が積もる冬場などは。。。

 そんなどうでも良いことを考えながら、いざユングフラウヨッホへ上がります。電車は30分くらいの間隔で出発しているようです。しかも2?3台ほど続いて出発します。電車に乗り始めて最初の駅までは、氷河を目の前に見ながらあがります。その後はず?っとトンネルです。なにしろこの電車、アイガーの山の中をくりぬいて登っていくわけですから・・・。よくもまあ、こんな所に電車を通したものだと感心してしまいます。この電車で3454mまで上がってしまうわけですから・・・。それからこの電車のもう一つの特徴は、”値段が高い”こと。なんと、正規の値段で往復するとCHF104。つまり日本円で1万円くらい。片道ならその6割くらいの値段ですが、こんなところ、片道で行く人っていったい・・・・って感じです。
 
 幸いにも、今年からスイスパスの所持者(フレキシパスも含む)は山岳列車の割引率が50%に上がってくれたので、二人で上記の値段。それにしても高いですよね???。


 私たちの乗った電車は比較的新しいタイプのものでした。この新しいタイプのものには、画面が付いていて、ユングフラウヨッホの歴史や登山家などの紹介があります。ずっとトンネルを上がっていくので、気晴らしには丁度良かったです。


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 この列車はクライネ・シャイデック(2061m)から1400m程を一気に上ることになります。一般的に標高が2500mを超えると高山病の兆候が出るとの事。という訳で、一気に上がらないようにするための意味も兼ねて、ユングフラウヨッホまでには二箇所の途中駅があります。
 それぞれの駅では、停車時間5分間。それぞれ外が見えるようにガラス張りの展望台から外を眺めることができます。

 一箇所目はここ!

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 最初のEiggerwand駅ではアイガーの北壁からの眺め。ここからは写真の通り、グリンデルワルトの町が見えました。今回は頂上の天気があまり良くなかったのですが、この高さには雲がかかっていませんでした。


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 そして二箇所目の停車駅がここ、Eismeer駅です。ここでは先ほどとは景色ががらっと変わり・・・


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 外に氷河が見えます。ココは丁度これまで見ていた山の裏側になるのでしょうね。う??ん、すごい!


 このように途中停車してからようやく終着駅のユングフラウに到着です。ここでは、晴れていれば色々なアクティビティーができるようです。犬ぞりやそりなどなど・・・
 今日みたいに天気が悪い日でも、

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 氷の宮殿があります。ここは、氷で作った彫刻が置いてあります。ペンギンやクマなど、とってもかわいい動物たちの氷像でした。


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 外は霧がかかっているので、犬ぞりの北極犬たちも、今日は室内でお休みです。


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 せっかく上まで来たので、一応展望台に上ってみると・・・山の反対側の氷河は、多少霧がかかっているものの良く見ることができました。


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 そして、ここがTop of Europeの展望台!天気が晴れていたらきっとすばらしい眺望だったはずです。


※ユングフラウヨッホ情報※ 大した情報ではないのですが、二つほど。
 一つ目は、展望台に郵便ポストがあります!売店で売っている絵葉書と切手を購入してポストに投函すると、ユングフラウヨッホのスタンプ(3454mと入っています)が押されて配達されます。私たちも両親と、私たち自身に送りました。記念にいかがですか?
 
 二つ目は、写真付きのE-mailが送れます。これは売店の場所ではなく、一番高い展望台に上がるためのエレベータがある所の近くになります。トンネルの中です。これ、使うのに少々迷いました。値段は2フランと書いてあったので、一通送るのに2フランかかると思っていたら、違いました。2フランで2分間です。最初は気づかなかったのですが、画面下に棒表示があって、時間とともに徐々に減っていきます。完全に時間がなくなるまでに2フランの追加をすれば時間の延長が可能となります。
 
 もう一つ盲点となったのは、”@”の入れ方。スイスのキーボードなので日本語や英語と配列が違います。これもキーボードの上を良く見ると書いてありますが、確か、"Alt+gr"+"2"だったと思います。"Alt+gr"はシフトキーの右横にそのようにかかれたキーがありました。お金を入れる前に、"@"の入力方法を確認してからの方が良いと思います。
 
 私たちは確認せずにお金を入れたため、入力の仕方に迷って時間がかかってしまいました。2通目の作成中に急に画面がクリアされたと思ったら、時間切れになっていたというわけでした。
 
 時間内でしたら何通でも送信可能だったので、追加で2フランを投入し、自分宛に全ての写真を1通ずつ(確か5種類あったと思います)送信しました。この際、あて先のアドレスだけで届きますので、自分宛に急いで送るときには、あて先のアドレスだけが早くて楽です。
 
 送られたメールは、インターネットのグリーティングカードと同じく、写真&メールのあるアドレスだけが送られ、後から受信者がHPで見に行くタイプです。


 さて、そんなこんなで晴れていた訳でもないのに昼食をはさんで4時間ほどしてから降りると・・・

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 ごらんのように、雲がとれました!しかも降りた後で・・・とは言っても、今日、晴れたのはこの時間帯のたった2時間ほどだったので、運が良かったとも言えるのですが。

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 下からは展望台のドームがはっきりと見えました。悔しかったので、傍のおみやげ物屋に置いてあった望遠鏡(1フラン)で景色を眺めてみました。
 
 でも、晴れて良かった!!!!


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 さあ、今日の宿もメンリッヒェンの山の上。今日は、ヴェンゲン(Wengen)からロープウェイで上がることにしました。何故って・・・グリンデルワルト経由に比べて時間が短いこともありますが、値段が安いんです!

 ここで注意!ヴェンゲンからのロープウェイの時刻表には夏季は17時30分まで運行していることになっていますが、窓口で念のために確認すると・・・上りの最終は17時とのこと。確認しておいて良かった・・・と胸を撫で下ろしています。

 このヴェンゲンの町、すごくきれいな町で個人的には好きです。

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 ここから、ロープウェイで上ります。途中、ロープウェイの係りの人が教えてくれたのですが、野生の鹿が下に居るのを見ることができました!


 さあ、今日こそ満点の星空を!!!


と思ったのですが、今日もあいにくの曇り空。残念ながら妻に星空を見せることができませんでした。。。と、普通はこれで終わりなのですが、今回の旅にはまだチャンスがあります。実はツェルマット(Zermatt)でも山岳ホテルを予約しているのです!
 このホテル、実はスペシャル価格だったんですよね?詳細は次のエントリーにて。

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投稿者 Hide : 2006年9月16日 18:40