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2006年9月10日

 ■ スイス2日目(スイス到着からSt.Moritzへ)

 アルバムページには更なる写真がありますので、合わせてどうぞ。アルバムページ:スイス2日目

 3時間遅れでスイスへ到着!と言っても、まだ朝の10時過ぎです。今日の一日は、避暑地で有名なSt. Moritz(サン・モリッツ)までの移動。今回の旅行は、主に電車を使って旅をします。なぜなら、正確さと快適さでスイスの鉄道システムにかなう国は無いと思われるほど発達した鉄道を有しているからです。但し、普通に切符を買うととても高額になります。現地の人も、半額パスなどを購入しているのですから、私たちも賢く買わなくては・・・
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 旅行者向けのスイスの鉄道パスには、スイスパス(連続した日で列車に乗り放題)、スイスフレキシパス(選択した日に列車に乗り放題)、スイストランスファーチケット(空港から目的地までの移動に有効)、スイスカード(切符代が半額)などがあります。詳しくは別途調べてください。ここで重要なのが、これまで(2005年まで)は、登山電車や山岳ロープウェイなどに関してはこれらのパスを持っていても25%引きにしかならなかったのですが、2006年からは50%引きで買える様になりました。しかも、スイスフレキシパスに関しては、有効にした日以外でも全ての鉄道などが50%引きで切符が買えます。そこで今回は色々と計算をしたところ、スイスフレキシパスの5日間を購入。夫婦で一緒に旅行するのでセーバでの購入をしました。ただし、これらのパスは事前にスイス以外の国で買う必要があります。私たちはRail Europeにてインターネット購入をしました。注文から受け取りまで3日ほどです。チケットはクーポンになっています。

 さて、スイス到着日の移動はSt. Moritzまでです。なので早速スイスパスを使用しました。このパスは、最初に有効にした日から1ヶ月間の間に、自分の決めた日をパスの有効日にすることができ、それ以外は半額で電車に乗ることができます。そこで、最初に鉄道の窓口で有効日のスタンプを貰います。また、ついでにスイスの観光列車で有名なベルニア特急と氷河急行の予約を取りに窓口まで行き相談しました。午前中の空港駅だったためか、非常に空いていました。チューリッヒの駅では混雑していたので、時間と場所によるのでしょうか。スイスの鉄道の人は本当に良い人が多いです。今回、ベルニア特急に関しては1等の席が一杯で2等を予約しましたが、親切に対応してくれました。

 空港からは一旦チューリッヒの駅まで行き、そこからChur(クール)の駅まで行き、乗り換えてサンモリッツまで行きます。チューリッヒに行った理由は、乗り換えの都合もありますが、そこで大きな荷物を預けるためです。駅には沢山のロッカーがあり、サイズもさまざまありますが、旅行トランクの大きさが入る大型のロッカーはあいにく一杯でした。そんなときは、駅の荷物預け場所に行くと預かってもらえます。ここは、目的の駅まで荷物の回送などをするサービスもやっていますが、単に荷物を預かってもらうことも可能です。ただしオープン時間があるので要注意です。時間を気にしなくても良いという意味ではロッカーの方が楽ですが・・・。次の日の夕方に引き取ることを伝え、CHF7払いました。以前イタリアを旅行した際には、テロのために全てのロッカーが閉鎖。駅で荷物を預けるためにはセキュリティーチェックを通してからようやく預けられたのとは大違い。すんなりと預かってくれます。これも治安の良さの表れですね。

 さて、Churまではそれほど景色が良いというわけでは無いのですが、クールからサンモリッツまでは車窓の風景が非常に変化に富みます。
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 クールからの電車に乗った私たちは、早速窓を開けて景色を撮影するために準備したのですが、検札の際に窓を閉めるように言われてしまいました。後から気づきましたが、非常にカーブやトンネルが多く、うるさいからなんだろうな?と分かりましたが・・・。でもカメラで撮影するには窓を開けたいですよね。それでも窓越しにカメラで撮っているのを見た車掌さんは、”デッキの部分が窓が開けられるよ”と親切に教えてくれました。そこで、左右の窓を開けて写真を撮ることができました。但し、トンネルに列車が入ったらうるさいので窓を閉めるほうが懸命だとは思いましたが・・・。

 そんなこんなで、目的地のSt. Moritzに3時過ぎに到着。宿は、駅からすぐそばに予約をしてあったので、とりあえず荷物を置きにチェックインしました。その後は、目の前にあるサンモリッツ湖畔を歩き、セガンティーに美術館に向かうことに。
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 このセガンティーニ美術館(Segantini Museum)はセガンティーニの絵を集めた美術館ですが、小さなものです。入場料は一人CHF10。英語やドイツ語などは音声ガイドを借りられますが、日本語は無いため、その代わりに日本語の作品ガイドを貸してくれました。入場の際には全てのバックなどをロッカー(CHF2但し返金される)に入れる必要があります。感想としてはう?ん・・・と言った感じで、正直私たちの趣味とは少し違いました。

 美術館を観た後は、サンモリッツの東にある展望台、ムオッタス・ムラーユ(Muottas Muragl)に行きました。ここはケーブルカーで上がり、展望台にはレストランがあるので夕飯を食べるにはちょうど良いです。ただし、サンモリッツからはバスで移動する必要があるので時間には要注意。バスはスイスパス有効。ケーブルカーはスイスパスの半額は効かなかったのですが、なぜかガイドブックにかいてある値段よりも安く、往復一人CHF15でした。この展望台は2448mでサンモリッツの町や湖を眺めることができます。
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 この展望台に私たちは8時過ぎまで居ました。その頃には日が暮れるかな?と思っていたのですが、ようやく薄暗くなる程度で、完全に暗くなるのは8時半以降でした。ここのレストランですが、予想していたよりも高級感があります。山岳ホテルも兼ねているのですが、窓際の良い席は予約が入っていたりします。値段もそれなりにしますので・・・。まあ、夕暮れ時に気取って食事をするにはとても良いとは思いますが、ちょっと予算オーバーな夕飯になってしまいまいた。
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 帰りのバスは事前に時刻を調べておきました。展望台に来る時はサンモリッツの駅から1つ目のバス停で5分程度で到着したので、帰りもその程度だと思っていたのですが、バス停の時刻表にマークが付いており、来たバスも行き先表示が分からなかったので、一応”サンモリッツ駅に行きますか?”と聞いてから乗りました。これが結果的に大正解。行くというので乗り込み、次のバス停で降りようとしたところ、”サンモリッツ駅まで行くんじゃないの?”と運転手が言ってくれたので”Yes”と答えると、20分くらい掛かると教えてくれました。実は、そのバス停も”駅”だったのですが、サンモリッツ駅の隣の駅で降りそうになっていたのです。時間が遅かったためか、行きと帰りではルートが違ったようでした。やはり、バスに乗るときには注意が必要です。幸いスイスの運転手は、比較的英語ができるので助かりますが・・・。ドイツ(Dresden)に行った時は運転手と英語で会話できなくて苦労したものです。

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投稿者 Hide : 2006年9月10日 18:24