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2006年9月19日

 ■ スイス11日目(ツェルマット?氷河急行の旅)

 スイス11日目(ツェルマット?氷河急行の旅)のアルバムはこちら。合わせてご覧ください。

さあ、いよいよツェルマットも最終日となってしまいました。これまで、グリンデルワルトで2泊、ここツェルマット(Zermatt)で2泊、計4泊も山岳ホテルに滞在していたのですが、これまであまり良い天気に恵まれませんでした。ところが・・・

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 この写真は夜明け前に撮った写真です。あまりうまく撮影できませんでしたが、多くの星が写っているのが確認できると思います。実は、夜中も一瞬晴れたりしたのですが、すぐに霧がかかってしまったりして長時間満点の星空を見ることはできませんでした。

 しかし、一瞬の合間にはこれまで見たことも無いような星空を見ることができたのです。ようやく山岳ホテルに宿泊した目的を一つ達成することができました。

 夜に星空が見えたということは・・・
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そう、マッターホルンの朝焼けです。最終日になって、ようやく完全なる姿を見せてくれました!

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 下の方には雲がかかっています。標高2585mにあるリッフェルベルク(Riffelberg)だからこそ見られた朝焼けです。

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 じっくりと山々を見ていたいのですが、実は今日の朝10時8分発の氷河急行(Glacier Express)に乗車予定です。ですので、あまり時間がありません。そこで、限られた時間の中、これまで見られなかったマッターホルンを楽しむ方法を考えました。山岳列車の上り始発が7時40分にリッフェルベルクの駅に来ます。そこでそれに乗って、終着駅のゴルナーグラート(Gornergrant)の展望台またはここから一つ上のローテンボーデン(Rotenboden)の駅からのハイキングを行おうと考えました。

 急いで朝食&チェックアウトを済ませ、荷物は置かせておいてもらって7時40分の電車に駆け込みました。ところがここで一つ問題が・・・。このゴルナーグラート鉄道は全ての駅で自動改札が導入されています。日本のように小さな切符ではなく、定期券大の大きさの切符を入れて回転バーを通る形式です。

 しかしながら、朝の始発の時間には切符売り場に人が居ません!自動券売機などもありません!そういった場合は、堂々と回転バーをくぐってしまって大丈夫です。始発の電車には車掌さんが乗っており、言えば車内で切符を売ってくれます。もし車掌が居なかった場合は、降りる駅で理由を言えば、切符を購入できます。くれぐれもタダ乗りはしないように。入るときと同じように出るときも回転バーがありますので・・・。

 さて、実は私たちは車内で切符を買うときまでゴルナーグラートの展望台にするか、一つ上の駅からのハイキングにするか迷っていました。

が、

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結果的にはローテンボーデン?リッフェルベルクまでのハイキングを選びました。昨日歩いた道と同じです。
 これが大正解!ご覧のように完全なる逆さマッターホルンを見ることができました。

 乗った電車は始発でしたが、日本人も多く、意外にも混んでいました。しかし、私たちと同じローテンボーデン(Rotenboden)の駅で降りた人は4人ほどでした。しかも、すぐにはハイキングをスタートしそうになかったのです。つまり、いつもは観光客だらけのハイキングコースを二人だけで歩くことができたのです。もしゴルナーグラートの展望台まで上っていたら、電車に乗っていた多くの人たちが居ますし、展望台のところにあるホテルのお客さんで始発から混んでいたに違いありません。

 多くの人は、最初に展望台に上がってから電車で一つ下り、ハイキングをするようです。


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 本当に誰も居なかったので気持ちよかったです。こちらは、グレンツ氷河側です。この左手にはモンテローザの山があります。

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 風も無かったので湖にきれいにマッターホルンが写りました。


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 ハイキングコースの後半です。リッフェルベルクの駅やホテルです。このコース、本来は1時間以内で歩けますが、沢山の写真を撮ったりしていたので、歩くのは急ぎました。せっかくだったので、岩などにカメラを置いて二人の記念撮影などをしていると、意外と時間がかかってしまうんですよね。


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 今回泊まったリッフェルベルク(Riffelberg)ホテルです。今回は秋の特別料金で一人一泊二食付きでCHF99という破格値でした。オーナーに聞いたところ、この後10月から一旦休業し、11月から再開するとの事。そのため、クローズする2週間前ほどをスペシャル料金に設定したそうなので、2007年以降ももしかしたらスペシャルプライスがあるかもしれませんので、要チャックです。普段の時の値段は決して安くは無いので、ツェルマットなどに宿泊する場合ですと、オクトパストラベル海外ホテル料金比較&予約のサイトなどを利用すると、比較的良いホテルが見つかると思います。


 さてハイキングも終わり、9時20分頃の下りの電車でツェルマットへ向けて出発です。そして乗った電車が・・・

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これ。氷河急行(Glacier Express)です。この列車は観光列車で、ツェルマット(Zermatt)?サンモリッツ(St. Moritz)までを結んでいます。全線乗るとおよそ8時間ほどかかります。今回の旅では、明日の朝、チューリッヒ発の飛行機で出発する予定なので、サンモリッツまでは行けませんので、その手前のクール(Chur)までです。

 この列車、2006年からリニューアルされました。従来のパノラマ列車の他、新たにプレミアム車両が登場しました。これも同じくパノラマ車両なのですが、このプレミアム車両には食堂車が連結されない代わりに、昼食をケータリングサービスで頼むことができます。また、新たな車両はオーディオガイドが搭載されており、ヘッドフォンでガイドを聞くことができます。当然、日本語もありました。

 ただし、これらの車両には事前予約&予約料金がかかります。これはスイスパスなどを持っていても別途必要です。プレミアム車両では一人CHF30、従来のスタンダード車両だとCHF15でした。また、ケータリング車両の昼食は、列車に乗ってからでも注文できるようでしたが、私たちは列車の予約の際に一応予約しておきました。一番オーソドックスなセットメニューでCHF38です。

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 その昼食の様子がこれ!列車が出発して直ぐに注文を確認し、11時前にはホークとナイフが並べらられ、実際に料理が配られたのは12時ごろからでした。食事が完全に終わったのは2時ごろだったと思います。

 メイン料理は豚肉でしたが、一回配った後にもう一回配ってくれました。つまりお替りが可能だったのです。もしかして注文の量にも依存するのかもしれませんが、お腹いっぱい食べることができました。

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 そして食後の後は・・・これ。実は、氷河急行名物の傾いたワイングラスです。これは、ちょうど昼食前ぐらいに車内販売で買うことができます。これをその時に買っておいて・・・食後に車内に持ち込んだワインで乾杯です。
 本当は、昼食と一緒が良かったのですが、一応ケータリングサービスで昼食が出されている場所なので、持込のワインをその場で堂々と飲むのは遠慮しておきました。

 氷河急行は本当に長いので、ワインや水、簡単なお菓子などは持ち込むことをお勧めします。もちろん車内でも買えますが高いので・・・。

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投稿者 Hide : 2006年9月19日 22:55