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2007年8月24日

 ■ 編んで作るフェルトスリッパ

 アメリカのニットデザイン会社Fiber Trendsのパターンを使って、スリッパ・ルームシューズ(Room Shoes)を作りました。

 US13号サイズの編み棒を使って編んだ後、洗濯機にかけてフェルト化します。

 フェルト化するためは、ウール100%の毛糸、あるいはウール(80%くらい)とモヘア(20%くらいまで)の混合糸である必要があります。

 これはあまり知られていないことかもしれませんが、染色剤の影響のため、黄色のウールの毛糸はフェルト化しにくいようです。他にも色によって、フェルト化しやすい、しにくいがあるかもしれません。

 皆さん、同じウール100%でもフェルト化しやすいかどうか、いろいろなブランドの毛糸を試してみて下さいね!

RoomShoes1.JPG

 
 フェルト化したスリッパは、生地が丈夫で長持ちします。
 履き心地もバツグンで、温かいので、これからの季節に重宝しますよ。

 このパターンを使って編みました。このパターンは、アメリカではかなりポピュラーで、たいていの毛糸屋さんで扱っています。

 http://www.fibertrends.com/viewer/patterns/AC33.html


 英語では、こういう形の履物を「Clog(クロッグ)」と呼ぶそうです。

 フェルト化する時には、熱湯を使ってください。熱さが十分でないと、きちんとフェルト化せずに、ごわごわと毛玉になります。熱さが十分でない時、フェルト化に時間がかかるので、生地全体にしまりがなくなります。
 きちんと十分な温度の熱湯でフェルト化した生地は、キュッっと短時間で引き締まって、生地が均一な厚さになっています。

 フェルト化した時の、表面のゴワゴワは、ハサミで丁寧にやさしくカットしていけば、きれいに仕上がります。

 フェルト化している際、5分置きくらいに、洗濯機を止めて、フェルト化されているのか、様子をチェックして下さい。

 ちょうどいいなと思える大きさまで、フェルト化できたら、洗濯機から取り出して、水ですすいで洗剤を落とします。

 水気を取って、出来上がりの大きさ・形に整えます。中にスーパーの袋などを入れて、固定させるとよいでしょう。

 2?3時間置いて、形が落ち着いてきたら、ビニール袋は取り除いてください。必要以上にビニール袋を入れておくと、乾燥を防いで、臭いの元にもなるので、おススメしません。

 夏場は一晩あれば、乾燥しますが、冬場は、暖房などの近くに置くとよいでしょう。

 洗濯機から取り出した後、乾燥までに時間をかけすぎると、臭いが残ってしまうので、できるだけカラッと晴れた洗濯日和に作業すると、成功します。

 皆さんの「編んでフェルト」のプロジェクト、成功を祈っています!!

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投稿者 Mako : 2007年8月24日 14:35


コメント (2)

暖かそうなスリッパですね。何時間くらいで完成しますか。

投稿者:背中ほっぺ : 2007年10月20日 16:38

背中ほっぺさんへ
このスリッパは、他のスリッパに比べると編む量が多いデザインなので(足周り、足の甲の部分、かかとをくるむ部分)、3時間半?4時間かかります。
初めてこのデザインを編んだときは、慣れないので、数時間はかかりましたが、もう20足以上は注文を受けて編んだので、今では3時間あれば編めます☆
もっと短時間で編めるシンプルなデザインもあるので、他の作品ページも見てみてください♪

投稿者:Mako : 2007年10月20日 22:49