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2007年7月24日
フェルトメーキングといえば、日本では羊毛をお湯と石鹸で摩擦して、フェルト化させて平面やボールを作るというのが主流だと思います。
羊の毛からフェルトを作ることをもっと知りたい方は、
「はじめての糸紡ぎ」 スピナッツ
をお勧めします。羊に関するクラフトが、初心者にもわかりやすく解説されています。
そして、アメリカでフェルトといえば、編んでから洗濯機にかけてフェルト化させるというフェルトメーキングが主流です。アメリカでファイバーアートに目覚めた私は、フェルトといえば、洗濯機だというのが当たり前になっていましたが、日本ではこの方法によるフェルトメーキングは知られていない、それに関する本も出ていないということを知りました。
確かに、フェルト化させるとき、洗濯機に熱湯を注いで洗剤をスプーン一杯入れ、5分強めにかける、取り出して確認という作業を繰り返すのですが、日本の洗濯機でこれをやると、洗濯機が故障してしまうのではないか、と心配です。アメリカの一般の家庭の洗濯機は、日本のもののようにあまり繊細ではなく、一昔前の日本の洗濯機のような感じです。
洗濯機でフェルト化させるときは、本当に熱い熱湯でないと、うまくできません。冬場にややぬるめのお湯になってしまって、そのまま洗濯機にかけたら、なかなかフェルト化されなくて、通常5?10分でできるところが40分くらいかかりました。そして、長時間洗濯機にかけたため、表面がかなりごわごわ毛羽立ってしまいました。
かみそりとハサミで、表面をならして、何とかましにはなりましたが、洗濯機でフェルト化させるときは、熱湯で、短時間でキュッと縮ませることが大切なポイントです。
やっぱり日本の洗濯機では、編んでからフェルテッドさせるのは難しいかな・・・。
参考文献:
「The Art of Feltmaking: Basic Techniques for Making Jewelry, Miniatures, Dolls, Buttons, Wearables, Puppets, Masks and Fine Art Pieces (Watson-Guptill Crafts)」
「Knit One, Felt Too: Discover the Magic of Knitted Felt With 25 Easy Patterns」
「Nicky Epstein's Fabulous Felted Bags: 15 Bags to Knit And Felt」
投稿者 Mako : 2007年7月24日 09:12