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? 母の日の由来 | メイン | 今アメリカで人気のテディーベア ?

2007年6月 7日

 ■ テディーベアの歴史

 テディーベアの定義には、「高級モヘアで作られたもの」、「5点ジョイントで、首や手足が自由に動くもの」などが挙げられるが、実際は持ち主にとって愛着のあるクマのぬいぐるみであれば、それはテディーベアと呼べる。

 テディーベアの発祥地は、ドイツ説とアメリカ説がある。どちらも1902年の誕生である。
 私には、ドイツ説はアメリカ説が正しいことの裏づけのように思われる。

 

 まず、ドイツ説は以下の通りである。ドイツのギンゲンという小さな町で、マルガレーテ・シュタイフという女性が仕立て屋として生計を立てていた。当時彼女の作ったゾウの形のピンクッションが評判になり、フェルトでぬいぐるみを作り始めた。ある日彼女の甥が、動物園で見たクマのスケッチをマルガレーテに見せ、手足を動かせるぬいぐるみを作ってはどうかと提案した。そして1903年、シュタイフ社はジョイントで首や手足が動かせるクマのぬいぐるみを商品見本市に出品した。このとき、アメリカのバイヤーに注目され、シュタイフ社のクマのぬいぐるみがアメリカにやってくるのである。(このときはまだ、テディーベアという名前はついていない。)


 次に、アメリカ説は以下の通りである。1902年、第26代大統領のセオドア・ルーズベルトがグリズリー・ベアのハンティングで、一頭も仕留められなかった。お供のものが気をきかせ、小熊を木にくくりつけ、それを撃つように大統領に差し出した。大統領は、そんなかわいそうなことはできない、とその小熊を逃がしてやった。
 このエピソードが新聞の一コマ漫画になった。これを読んだNYのおもちゃ屋を営んでいたミッヒトン夫妻がクマのぬいぐるみを作り、新聞の漫画と一緒に店に置いた。クマのぬいぐるみはよく売れ、夫妻は大統領の愛称にちなんで、「テディーベア」と名づけた。店は成功し、アイデル社というおもちゃメーカーとして、ティーベアを1982年まで作り続けた。

 
 この二つの説より、まずアメリカのセオドア・ルーズベルト大統領のエピソードから、アメリカ国内はテディーベア・ブームになり、おもちゃ屋のクマのぬいぐるみが品不足になって、海外から輸入したという経緯なのではないか、と私は思う。
 ただ、「テディーベア」として認められて人気になったクマのぬいぐるみがシュタイフ社のものだった、だからドイツ説なのである、という見方をすれば、ドイツ説であると言える。
 少なくとも、テディーベアが誕生したエピソードは、アメリカ発であると言えよう。
 

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投稿者 Mako : 2007年6月 7日 12:05